パウダーメンテナンス
パウダーメンテナンス
当院は、開院当初より予防歯科、歯のクリーニングに力を入れており更に進化させるため、「パウダーメンテナンス」を新たに導入いたしました。
従来の方法とは一線を画すこの新技術で、歯の細かな隙間や難しい部分いわば痒いところに手が届くプロフェッショナルケアです。
加えて、歯に優しく、痛みの少ないクリーニングを実現します。
そこで、歯に優しく歯周ポケットの中の汚れに効果的に届く方法として「パウダークリーニング」が注目されています。
パウダーはグリシンを主成分とした、歯肉縁上・辺縁・縁下用のパウダーです。高い水溶性の平均粒子径25μmの極小粒子のため、歯肉辺縁〜縁下やインプラントやセラミックなどのバイオフィルムの除去が可能です。簡単に言うと水と細かなパウダーで手の届かなかった汚れを吹き飛ばしてしまいツルッツルにしてしまうのです!!
当院では、「バリオス・コンビプロ」という器械を全チェアーに導入いたしました。
パウダーメンテナンスは、広範囲に粒子を吹きつけ、歯をクリーニングしていきます。
清掃が難しい所に手間取ることも少ないため、より素早い清掃が可能になりました。
広範囲にパウダーが噴射されるため、1歯1面わずか4.8秒で1ブロック(臼歯部4-5本)約60秒で、歯周ポケット 内・外のバイオフィルムを広範囲に除去することが可能です。
歯を傷つけることなくクリーニングができます。
(世界的にもこのクリーニングが最適とされています)
従来の方法では、回転型のブラシを使用し、エナメル質を平にしていくため、研磨時にどうしても細かな傷が付いてしまいました。
こちらのパウダーメンテナンスでは、研磨剤を使わず特殊なパウダーでバイオフィルムを除去するため、エナメル質に傷をつけずに処置する事が可能です。
パウダー粒子径25μmという非常に微細な粒子を水と一緒に吹き付けるだけなので
従来の方法と比べて、器具の接触がないため、痛みがありません。
清掃の難しい所を何度も触ることが少なく、歯へのダメージが軽減。
ただ、知覚過敏がある場合はしみてしまうことがあります。衛生士が配慮しておりますが、ご心配な場合は、事前にお伝えください。
このパウダーメインテナンスに使っているクリーニング粒子はグリシンと呼ばれるもので
グリシンとは、アミノ酸の一種で、体内にもある安全な物質です。
グリシンは水に溶けやすく、匂いもほとんどなく、ほんのり甘みがあります。
しかも、菌を抑制させる静菌作用があります。
現在では調味料、お菓子などの食品にも使われているものなので、ご安心いただける材料です。
このように、パウダーメンテナンスは、歯ぐきにも優しく、今まで届きにくかった歯周ポケットまで簡単にお掃除できるようになりました。
ただ、以下の方には、パウダーメンテナンスをお断りさせていただく場合がございます。
パウダーが細かいため喘息や呼吸器系の疾患をお持ちの方は要注意です!!
より効果の高い技術を患者さんの健康維持のため導入いたしましたので他院では自費診療で行っている場合もありますが当院では保険診療内でのパウダーメインテナンスを行っています。
当院では歯が悪くなってから治療するより予防を重要視し悪くならないようにすることがとても重要だと考えています。
日本人の生涯医療費は平均約2,700万円とされていますが、定期的に歯科医院でメンテナンスを行うことで、その負担を数百万円以上も削減する可能性があります。
なぜ予防歯科がこれほど医療費の節約につながるのでしょうか。
それは、虫歯や歯周病などの口腔疾患が進行すると、高額な治療費が必要になるだけでなく、糖尿病や心疾患などの全身疾患とも関連しているからです。
早期に口腔内の問題を発見し、予防することで、これらのリスクを軽減し、結果的に医療費全体を抑えることができます。
例えば、歯周病は日本人成人の約80%が罹患していると言われていますが、進行するとインプラントや義歯など高額な治療が必要になります。
定期検診で早期発見・治療を行えば、こうした出費を防ぐことができます。歯石の除去やクリーニングを行うことで、口腔内の健康を維持し、他の疾患の予防にもつながり結果的に生涯医療費が少なくなるといえるでしょう。
まだまだ定期健診を受けるという意識が定着していない方も多いですが汚れを放置しているとバイオフィルムが形成され歯の表面や歯茎にしっかりと付着してしまうため、家庭での歯磨きだけでは取り除くことができません。
歯垢(プラーク)が口腔内に長時間留まって、細菌同士がくっついて膜のようになったものをバイオフィルムといいます。お口の中にいる細菌は自らが作り出す菌体外多糖によってバリアを張っています。このバリアに守られている細菌の集合体は直接歯の面に付着できない菌も他の菌の仲介によって存在することができるようになります。お互いに協力し合うことで細菌の共同体は安定状態となります。細菌は、このバリアの中にいる限り細菌を攻撃しようとする白血球や抗体などから守ることができるのです。
バイオフィルムを放置することは、歯周病や虫歯のリスクを大幅に高めます。
特に歯周病は、歯を支える歯茎や顎の骨にまで影響し、歯の喪失につながる重大な病気です。
歯周病菌がバイオフィルムの中に隠れていると、通常の免疫反応や薬剤が効きにくくなり、炎症が慢性化しやすくなります。
さらに、近年の研究では、口の中のバイオフィルムが全身の健康状態にも影響を及ぼすことがわかっています。
特に、歯周病菌が血流に乗って全身に広がることで、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞などの重大な疾患のリスクが高まるとされています。
つまり、バイオフィルムを早期に除去することは、口の中だけでなく、全身の健康を守るためにも重要なことです。
バイオフィルムは抗菌剤などの化学療法には抵抗性を持っているので、スケーラー、パウダークリーニングの機械的な破壊と除去が必要です。